身長 伸ばす 食べ物

子供の身長と睡眠、成長ホルモンとの関係について

 

近頃の子供たちは睡眠時間が短いと言われています。それになんと夜型の幼児が増えているらしいのです。これは問題でしょう。どうしてこのように睡眠が注目されることとなったのでしょうか。そんな子供の身長と睡眠との関係についてみていきたいと思います。

 

私たち大人にとっての睡眠とは、一日分の疲れをとるためにおいては必要不可欠なものです。でも子供たちにとっては、疲労回復だけに限らず、体の成長にとっても大きく影響を与えるものです。身長に大きく影響を及ぼすだろうとされる成長ホルモンについて詳しくみていきましょう。成長ホルモンというのは、脳の下垂体から分泌されているホルモンのことを言います。小児期には骨や筋肉、各器官を発達させて、思春期には身体的な成熟を促進する子供の成長にとって欠かすことの出来ない物質のひとつとされます。

 

では睡眠と身長との間には、いったいどんな関係があるのでしょうか。昔からよく「寝る子は育つ」ということわざが言われ続けてきました。実はこれは科学的にもきちんと証明されている事なのです。身長というのは、乳幼児期と思春期(第二次性徴)に大きく伸びていきます。身長の伸びに重要な役割を果たしているのが、成長ホルモンといわれる物質なのです。

 

身長を伸ばしていくには、この時期に成長ホルモンの分泌を促進させて、骨の成長を促進させていくことが大切なのです。成長ホルモンには身長を伸ばす以外にも、筋肉を強くしたり、代謝をコントールする等の働きがあります。成長ホルモンが一番盛んに分泌されているのが睡眠時とされています。特に眠り始めてから2時間までの一番深く眠っている時間帯に大量に分泌されています。

 

その逆に生活習慣の乱れ等により眠りが浅くなってしまうと、成長ホルモンは分泌されにくくなってしまうのです。それでは身長を伸ばしていくためには、いったいどういった睡眠をとっていけばよいのでしょうか。睡眠時間だけに限らず睡眠の質というのも身長の伸びには大きく関係してきます。成長を妨げないようにするためには、子供が深く眠れるよう、落ち着いた環境を作っていくことも大切なのです。

 

子供の平均身長について

 

自分の子供の身長は他の子供と比べて低くないのだろうか。親であったなら子供の成長というのはいつだって気になってしまうものです。実際のところ、身長は平均的に何歳で何pくらいになるものなのでしょうか。そんな子供の平均身長と伸び率についてみていきたいと思います。もしも子供の身長があまり伸びていないなと感じたならば、まずは同年齢の子供と比べてどうなのかといった平均身長をチェックしてみましょう。

 

平均身長というのは、文部科学省が毎年調査している「学校保健統計調査」のデータより算出された、年齢別に見たその年の平均的な身長のことを言います。この調査は明治33年から始まっていて、身長以外にも体重や座高など5歳から17歳までの子供の発育と健康の状態をまとめています。毎年3月ごろに統計資料が公表されて、文部科学省のWebサイトでも見られるようになっています。

 

学校保健統計調査の資料等を基に総務省統計局が作成した「特定年齢、男女別身長」によれば、2000年と1900年を比較した場合においては、各年代において平均身長が高くなっているといったことが分かります。たとえば6歳の平均身長を見てみると、1900年は男子が107.0cm、女子が104.8cmに対して、2000年は男子が116.7cm、女子が115.8cmというように、それぞれ9.7cm、11cmも伸びているのです。

 

平均身長以外にも一年の間でどれほど身長が伸びるのかという「伸び率」も見ることが出来ます。データを見てみると、5〜7歳は男女ともに同じくらいの伸び率なのですが、その後は男女で徐々に異なってきています。例えば、9〜10歳では男子が5.4cm、女子が6.6cmというように、女子の伸び率の方が大きくなります。でも11〜13歳以降は、男子が7.4cm、女子が3.2cmというように、女子の方が下がり男子の方が急激に上がるために、男女の伸び率が逆転するだけでなく伸び幅にも大きく差がつきます。

 

このように身長の伸び率は年代により様々なのですが、急激に伸びる時期が2回あります。1回目は生まれてからの1年間、2回目は思春期の頃になります。新生児の際の身長は約50cmですが、1年後には約75cmまで成長していきます。思春期のころの伸び率には男女差、個人差というものがあるのですが、平均的に男子で年間およそ10cm、女子はおよそ8cm伸びると言われています。

 

身長が伸びる運動とは

 

身長が伸びていくためには成長ホルモンが大いに関係しているようです。運動をすることによってその成長ホルモンの分泌が活発になっていきます。成長ホルモンは、成長期に骨や筋肉の成長を促進させるものです。近頃では若返りにも効果があるだろうということで、大変話題になっています。

 

バレーボールやバスケットボール、そしてダンスや縄跳び等がいいと言われていて、足や手を伸ばしたり、またジャンプしたりするような運動が中でも特に身長が伸びることにとってはいいようです。ただしそれだけではなく、ただ単に体を動かす運動だけであっても成長ホルモンの分泌を促進させる効果があるようです。

 

それに運動をすることによりお腹がすいていくので、当然たくさん食べるようになっていきます。そして体が疲れて夜はよく眠るようになります。そうすることによって、夜中にまた成長ホルモンの分泌が促進されるといった好循環が生まれてくるのです。成長ホルモンは、夜10時から2時までの間に特に分泌が盛んになります。しかしここで気を付けておきたいのが、適度に運動を行うということです。

 

基礎体力をつけていくための筋力トレーニングはよいのですが、そのやりすぎというのは逆効果となるようです。激しい運動というのも逆効果となります。激しい運動は筋肉を硬くしてしまい、成長ホルモンではなく、男性ホルモン等の性ホルモンの分泌を促進させてしまうのです。そうした結果、思春期を早く迎えてしまって、体の成長を早く止めてしまうことにもなってしまうかもしれません。

 

身長は遺伝なのか

 

みなさんの多くは、身長は遺伝によって決まってしまうのではないかと思い込んでいる人が多いのではないでしょうか。身長というのは遺伝で決まるとどうしても思い込んでしまいがちですが、実際のところ後天的要素により左右されてしまうことが多いようなのです。もちろん遺伝の影響だってありますよ。

 

睡眠や栄養、運動、愛情、病気、周囲の環境等、様々な外的要因たちが身長に大きな影響を与えているのです。そのために身長がもっと伸びていく可能性はまだまだ十分にあるのです。最善の対処をしていくためにはこれから説明することをよく覚えていてくださいね。

 

アメリカにある機関の調査によれば、アジアの一部の地域の人々の身長をいろいろ比べてみたところ、同じ民族であったにも関わらず平均身長にはかなりの違いがあったという事例があったようなのです。経済状況などの理由から過酷な生活環境を送っているという人々は、同じ民族であっても身長が低くなってしまうようなのです。オハイオ州立大学に所属するリチャード・ステッケル教授は、「アメリカ人の平均身長も徐々に低くなっている」というように話しています。

 

日本人からみると、アメリカ人は身長が大きいというようなイメージがありますので意外ではあったのですが、やはりこれも主には食生活に大きな原因があるようです。4人に1人が肥満と言われているアメリカでは、ジャンクフードを食べる頻度が他国と比べて高くなり、微量栄養素が不足しているといった可能性が考えられているのです。

 

平均身長が世界一のオランダでは、栄養管理を低年齢から徹底しているということからも納得がいくことでしょう。それに低身長化の原因というのは、その他にも働きすぎによるストレスなどもあるだろうと指摘されています。子供にかかわってくる時間が他の欧米諸国と比較すると少ないようです。

 

身長を伸ばすといわれる食べ物

 

「成長期に伸びる仕組み」や「成長と栄養」の関係、「成長と睡眠の関係」等については、まだまだ疑問がたくさんあります。それらの疑問について考えてみましょう。みなさんは身長が伸びる食べ物というものについて考えてみたことがあるでしょうか。成長期においてはカルシウム・マグネシウム・ビタミンD・タンパク質・亜鉛の5つの栄養素を上手に摂っていくことが重要だとされています。

 

これさえ食べていれば身長が必ず伸びるというような完璧な食べ物などはありません。ですが身長が伸びるということは骨が伸びるということとつながります。そのために身長を伸ばしていくためには、まずは骨の成長がスムーズに行われるといったことがポイントとなるのです。骨の両端にある骨端線といわれる軟骨の部分が成長していくことにより身長は伸びていきます。

 

でもこの骨端線の成長の条件としては、カルシウムやマグネシウム、ビタミンD、タンパク質、亜鉛等の栄養素をしっかり供給するといったことが挙げられます。日々の食事において、これらの栄養素を上手に組み合わせていき、元気いっぱいに丈夫な体作りをしていきましょう。次のような食品から出来るだけまんべんなく各々の栄養素を摂取していくよう心掛けるとよいでしょう。

 

1つめは、カルシウムです。
乳製品、海産物、野菜、大豆製品、ごま等に含まれています。
2つめは、マグネシウムです。
木綿豆腐、牡蠣、アーモンド、ほうれん草、大豆、インゲン豆、落花生、鰹等に含まれています。
3つめは、ビタミンDです。
椎茸、しめじ、干ししいたけ、きくらげ、鰯、鰹、サンマ、ブリ、鮭等に含まれています。
4つめは、亜鉛です。
牡蠣、納豆、和牛もも肉、ホタテ、豚レバー、豚もも肉等に含まれています。
5つめは、タンパク質です。
豚肉、牛肉、鶏肉、魚類、 たまご、豆類、乳製品に含まれています。

 

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歯並びが身長を左右する?

 

身長を左右する意外な要因のひとつが歯並びです。歯並びが悪いと身長が伸びないといわれて、信じられる方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。歯というのは食事のための噛む機能を持っていますが、噛むことによって脳は活性化するようになります。かみ合わせが悪いと、食事の咀嚼もうまくできずに消化や吸収にも悪影響が生じますし、脳に対する刺激も小さくなってしまいがちです。

 

すると、成長のために必要な栄養素が食事量ほどは吸収されず、また脳から分泌される成長ホルモンの出が悪くなるということが起こってしまいます。これによる身長への影響はないとは言いきれません。また、歯並びが良い人はかみ合わせた際に力が入るようになるので、運動能力が高くなる傾向があるのですが、かみ合わせが悪いと運動がうまくできないのでイヤになって運動を敬遠するようになります。

 

これもまた、身長を伸ばすという観点からはマイナスとなります。その他にも、かみ合わせの悪さが骨格の歪みを生じさせる場合もあり、多くの体への影響があるのです。そのため、歯並びというのは身長にも影響すると言えますから、歯並びを良くすることが大切です。

 

特に、乳歯のときにしっかり歯が生えてこないと、永久歯は歯並びが悪くなってしまいがちです。乳歯で虫歯を作り、抜歯せざるを得ない状況などは、新しい歯の位置がずれたりする理由になりますので、幼児期からの歯みがきなどのデンタルケアが、歯の環境だけでなく身長をも左右するのです。